提出誌








ある日の放課後、柳とマネージャーの青春のひとコマ


「あれ?柳なにしてんの?書道用具一式広げて」

「見てわからんか?部誌を書いている」

「(巻き物じゃんこれ!しかも毛筆!?)えっと学校提出用じゃないよね?」

「幸村に近況報告を兼ねて毎日書いている」

「あ、そぅ…毎日ね…(幸村も大変ね…)ちょっと見せてよ」

「構わないが、おもしろくなどないぞ」

「どれどれー?」

「(狽チて読めねー!!達筆過ぎる!つかこれ、密書ですか!?)あのさ柳、幸村この密書に返事くれるの?ってかそもそも読めてるの?」

「ああ、もらったぞ。これだ」

『柳、毎日密書を届けてくれるのはありがたいが、病室の扉の前で勝手に合い言葉を作って、俺に答えを催促するのはやめてくれ。 山→川などは簡単でいいが、この前の笑福亭→鶴光は難しかったぞ。 看護婦さんも困っていたので、忍者掛け合いゴッコは禁止だ』

「(;_;)幸村…早く退院したいだろうね…」

「うむ。そうだな」

狽ィ前が言うなぁー!!






Fin.