ふたつ星
久しぶりに雅治の部屋で過ごす土曜の午後。
「いいの?せっかくの練習ない日なのに…」
「あー。かまわんよ。俺はと一緒にいたいだけじゃからな」
「でも…」
疲れてるんでしょ?と言う言葉は雅治の唇に飲み込まれる。
「いーんじゃ…」
艶っぽくあたしを見つめるその瞳に体中の力が抜けていく。
耳から首筋に伝う雅治の吐息混じりのキスにあたしは抗う事なく全身を委ねる。
「…」
ドサリとソファに押し倒され雅治の甘いキスに酔う。
この瞬間いつも思うのは
【あたしの体は雅治のモノ】
もっと触れて。
もっとキスして。
もっとそばにいて離れないで───…‥。
雅治が触れるたびに熱を帯びていくあたしの体の自由は利かなくなる。
それでも雅治の首に腕を絡ませもっと近くへと引き寄せ全身で受けとめる。
今目の前にいるのは紛れもなく「男」の顔をした雅治。
こんな時しか見せない雅治の色っぽい表情にあたしは酔い、恍惚の闇に堕ちていく。
カーテンの隙間から見える景色はオレンジから藍色へと変わっていた。
「‥お前は俺のじゃき…誰にも触らせんよ…」
あたしの髪を撫でながら既に薄暗くなった部屋の中、雅治は言う。
あたしはまだ火照った体が心地よく雅治の腕枕の中お互いの存在を確認するように雅治の腰に手を回す。
「雅治…すき…」
「かわいい奴じゃ…」
雅治がもう片方の手であたしの頭を雅治の胸に押しあてる。
ドキンドキンドキン…
「聞こえるか…?」
「うん…ドキドキいってる…」
「といる時はいつもこうじゃ。自分の心臓の音が聞こえる」
「あたしもだよ」
雅治の手をあたしの胸にそっとあてる。
「ほぅ…誘っとるって取ってもいいんかの?」
ガバッと向きをかえてあたしの上になる。
「嘘じゃ」
おでこにキスしてそのままあたしの胸に耳をあてる。
ドキドキドキ…
耳をあてなくても聞こえる位のあたしの心音。
「愛しとーよ……」
そのままの姿勢でポツリと言った雅治の言葉に。
あたしの心臓はさらに早さを増す。
カーテンの隙間から見える二つ星。
Fin.
どーもー。佐波屋です。
すすすすいませ…!!
初微裏なんですが、意味不明な上によくわかんない終わり方してしまい…。
申し訳ありません!
さて、これ書いてて思って事。
こいつら中学生…。
佐波屋犯罪犯した…!?