全国中学テニス協会
    認他校視察








   全国中学テニス協会参加校各位


 関東地区より代表として選ばれた貴校は来月1日より行われる「全国中学テニス協会公認他校視察※略称他校視察」に於いて 代表者1名を任命し、これを遂行する事。

 他校視察中はその学校の生徒として学校活動や行事に積極的に参加し、他生徒とのコミュニケーションを図り、 その結果を自校顧問もしくは担当教師とテニス協会に報告をしなければならない。

 実施期間は○月1日から14日の間の内、土日を含まない3日間とする。

 報告書の提出は他校視察が終了したのち、速やかに提出する事。

 注意事項として他校視察中の事故等には当協会は一切の責任を負わないものとする。

 自宅からの通学が難しい者はあらかじめ遠征先の担当顧問と連絡を取り、遠征先代表生徒宅での寝泊りを許可する。

 携帯電話の持ち込みは許可する。

 バナナはおやつに入らないものとする。



   以上。









全国中学テニス協会公認他校偵察。


テニス協会から訳のわからない行事を関東地区で試験的に行うことになったという文章が届いた。
とても迷惑この上ない行事に誰が選出されるのか・・・。まずはこちらから確認をしてみよう。









青学







手塚「・・・以上が全中の指示書だ。誰か立候補者はいるか」


リョマ「・・・俺パスっす。そんなものよりカルピンとふわっふわのアレであれやったりこれやったりあんなんしたりするのが大事っす」


桃城「うーん。俺もどちらかと言うと行きたくねーっスね。人の家は遠慮しちゃってごはんのおかわりができないっスからねー」


タカ「俺は店の手伝いがあるから、泊まりではちょっと・・・」


データ「データ取り放題か・・・。こんなチャンスは滅多にないな。俺は希望しよう」


海堂「そんな無駄な時間は俺にはねぇ」


データ「海堂が俺と一緒に行きたがっている確立96%。しかし代表者枠は1名のみ。一緒に行けないのならここは可愛い後輩のために涙を飲んで辞退しよう」


海堂「いや、別に辞退しなくてもいっすよ。むしろぜひ一人で行ってきてください


菊丸「大石と離ればなれはつまんないからなぁ。ということで俺と大石は留守番決定!そういう手塚はどうにゃの?」


手塚「俺は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・やめておこう・・・・・・・・・・・・・・・・」


タマゴ「英二、手塚は他校恐怖症なんだ。練習試合なんかで相手校に出向くと大体 顧問と間違われるんだよ


手塚「大石。わざわざ言わなくていい」


菊丸「へ、へぇー。そうにゃんだぁ・・・。(なんだか聞いちゃいけなかった気がする・・・!)」


不二「じゃあ僕行こうかな。色々興味深々だよね」


メガネ「不二は思春期で色々興味深々・・・。なるほど。いいデータがとれた」


桃城「ちょ、ちょいタンマ!不二先輩が行くなら力ずくで止めるっすよ!ね、タカさん!」


寿司屋「当たり前田のクラッカー!!ファッキーン!!」


ダンク「タカさん・・・。なんか色々間違ってるっすよ・・・」


不二「どうして僕が行っちゃ駄目なのさ。伝説を刻んでくるのに


海堂「フシュー・・・。それが原因じゃ・・・」


不二僕の通った後には蟻一匹すら生かしておかないよ・・・。ふふ


大石「やばいぞ手塚!不二を止めてくれ!このままじゃ青学の汚・・・」


不二「大石、「汚」っなにさ。汚・・・お・・・おしくらまんじゅう?押されて泣くな!?僕はもしかしていじめられっこ・・・!?」


リョマ「えーっと・・・部長、暴走した不二先輩を止められるのは部長だけっス」


部長「越前・・・・・・・・・・・・・・・お前は青学の柱だったよな!?」


リョマ「そんなん知らないっす」


大石「胃がキリキリする・・・!不二だけはまずいぞ手塚!」


手塚「よしわかった。今日からお前が青学の柱だ。頼んだぞ。大石


大石死亡「十二指腸キター!!救急車呼んで―――!!」




青春学園:代表大石秀一郎 急病のため不参加




















立海







幸村「・・・ふーん、面白そうだね。誰が行く?」


赤也「って部長なんで普通に受け入れてんすかっ?これバナナとか入ってる時点で普通におかしいでしょ。ね?雌牛先輩?」


メガネ「だれが雌牛ですか!!!柳生です!小学生のような嫌がらせはやめたまえ」


赤也「じゃメガネ先輩」


メガネ先輩「【じゃ。】ってなんですか!もっとメガネを敬いたまえ!メガネに対して失礼でしょう!」


丸井「でもこれ偵察ってことだろぃ?堂々とスパイしろって意味なのか?」


黒豆「スパイか。うちはそんな事する必要ないんじゃねーのか?」


詐欺師「さすがジャッカル、いい事言ったのぅ。伊達にハゲとらんの」


黒豆「ハゲ関係ねーよ!それに俺のはスキンヘッドだ!」


赤也「ハゲとスキンヘッドって何が違うんすか?」


丸井「どっちも毛がねーんだから一緒だろぃ」


黒豆「一緒じゃねーよ!幸村、このバカ共に説明してやってくれ」


幸村「そうだね。ジャッカルが捨て子だとか、実はジャッカルが親と血が繋がってないとかそんな事はどっちでもいいよ。 それより、柳、どうだい?面白そうだと思わないか?」


データ「うむ。しかし【蓮二の簡単レンジ料理で手抜き主婦】のサイト更新を怠るわけにはいかない。無理だ」


赤也「ジャッカル先輩・・・。そんなに落ち込まないでくださいよ・・・。その黒いのが実は日サロ焼けで 両親の血液型がB型でも、真実を隠す嘘は時には優しさじゃないすか!


幸村感動「赤也、俺が入院してる間にずいぶん立派に成長したな・・・。ジャッカルの親が隠している事をわざわざ俺たちが露見する必要はない。 確かにそうだ。赤也、お前の優しさにハート鷲掴みだよ」


赤也「部長・・・!時期部長は俺でいいっすね!?」


幸村「それとこれとはハートブレイク」


柳生「ところで・・・真田君はどうしたのです?」


丸井「あぁ、真田なら2時間前からトイレだぜぃ」


柳生「長いトイレですね。では真田君が戻ってくる前に誰が行くのか決めてしまいましょう」


レンジ「うむそうだな。弦一郎がいると話がややこしくなるからな。で、どうする?精市」


幸村「うーん。そうだなー・・・。仁王はどう?」


仁王「パスじゃ。面倒くさい。柳生はどうなんじゃ」


メガネ「私はメガネが変わると眠れないので・・・。丸井君はどうですか?」


丸井「えー。俺よりジャッカルがいいんじゃねーの?」


ジャック「俺かよ!?俺だっていやだよ。帰ったら戸籍とか血液型も調べなきゃなんねーし。今さっき忙しくなったんだよ!赤也行けよ」


赤也「だって俺英語わかんねっすもん。無理。データなら柳先輩でしょ」


柳「確かにデータは欲しいが、データよりもサイト更新の方が大事だ。精市はどうだ?」


部長様「バナナがおやつじゃないなら行く価値はない」


丸井「じゃ真田で決定じゃねーの?」


柳生「しかし我が校の代表として行くわけですよね?」


仁王「あー・・・それは不安じゃのう」


幸村「そうだな。じゃ不参加という事で書類出して来てよ。ジャッカルが」


ジャッカル「俺かよっ!?市役所行きたいのに!!」




立海大附属:都合により不参加




















氷帝







跡部「だとよ、忍足」


メガネ「え、ちょっと!?なんなん?その"さも当たり前"な指名の仕方は」


跡部「お前が適任だろうが、あーん?」


宍戸「おいおいやったな忍足、部長命令には逆らえないよな」


ししゃも「その通りですね!宍戸さん」


メガネ「俺の意見・・・ちゅーか人権の尊重とかはないんか?」


ジロー「そんなんないC」


メガネ「さらっと!?もっと尊重したってー!」


日吉「忍足さんはそういうポジションを自分から維持してると思ってましたけど。それに忍足さんにはお似合いですよ」


メガネ「今日もまた相変わらず毒々しい物言いやね・・・。おにいさん悲しすぎて・・・・・・・耳がでっかくなっちゃったー!


宍戸「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・激、ダサだな」


ししゃも「その通りですね!宍戸さん」


メガネ「鳳さっきからそれしか言っとらんやないか・・・。もっとこう、今の最高のネタに対してするどい突っ込みとかないんか?」


ししゃも「今時そのネタはないですよね?宍戸さん」


忍足「宍戸にフルなよ。せっかくのネタが萎むわ。がっくんこいつになんか言ったって!」


岳人「その通りだぜ、宍戸さん」


ししゃも「ああ!向日さん!真似しないでくださいよ。これは俺の専売特許なんですから。ね、宍戸さん」


岳人「別にいいじゃん。減るもんでもないんだし。な?宍戸さん」


ししゃも「あー!また言った!!宍戸さ〜ん!!」


宍戸モテ期「どらぁ!!お前らやめろ気持ち悪い」


ジロー「忍足もさー、E加減あきらめたらー?」


忍足「あかん!男はなぁ、諦めた時点で試合終了やねん。俺は誰や?諦めの悪い男、忍足侑士やで!!」


日吉「あんたさっきから他のネタまんまパクってばっかじゃないですか」


忍足「ええやん。細かいとこ気にするなんてちっちゃい男やで日吉。少しは俺を見習い」


跡部「はっ。お前らいつまで揉めてやがる。忍足、そこまで嫌がるならしょうがねー。俺様が行ってやるよ


ジロー「えぇーあとべ行くなら俺も行きたいC−」


宍戸「ちょっと待て。俺も行くぜ」


ししゃも「宍戸さんが行くなら俺も」


岳人「へへ。実は行きたかったんだよなー。俺も」


日吉「他校で下克上か。腕が鳴るな」


樺地「ウス」


メガネ「ちょお待ちや、散々俺に行けゆうといてひどいわ。俺が行く」





 「「「「「どーぞどーぞ」」」」」


メガネ「狽ネんで―――!!??」




氷帝学園:代表忍足侑士 行方不明により不参加